私達夫婦が居酒屋を経営していることは前述やプロフィールでもお話ししていましたが、今日はそこに通ってくれていたカップルの結婚までのお話しです。
その２人がうちに通うようになってくれたのは今から５年くらい前のこと。当時私達が住んでいた店の近くのアパートの住人さんでした。
私達は全然気づかず、お客様の方から「実は同じアパートに住んでるんですよ」と教えてくださいました。
それからはお店に来てくれれば良く会話をするようになって、馴染みのお客様になってくれました。通い始めて２年くらいしたところ、「実は…私達付き合ってないんです」と聞かされました。「え⁉️なんで⁉️」と思わず聞いてしまうほどいつも仲良くラブラブな様子に見えたのですが。
話をよく聞きますと、彼の方がバツイチ子持ち。前回の結婚のトラウマから女性恐怖症に近い状態にあり、お付き合いに至るまでの気持ちが持てない。とのことでした。でも、彼女側はそんな彼のことが大好き。どうしても自分が支えてあげたいと献身的に彼を思い続けているそうです。
それからは彼女の方からよく相談を持ちかけられるようになり、プライベートでご飯を食べに行ったり悩みを打ち明けてくれるようになりました。
転機があったのは彼の転職がきっかけでした。慣れない職場で悩む彼を彼女は愚痴を嫌がるわけでも励ますわけでもなく、ただひたすら彼のはなしを聞いてあげたのでした。彼女の助言もあってか、以前の職場にまた復帰した彼。その頃には彼女の存在がとても大きなものになっていたのでしょうね。
それから半年もしないうちに彼女から報告が。「やっと決断してくれました！」と。
晴れて婚姻届を提出した２人！彼女の努力が実った結果でした。どんなに相手が違う方向を向いていても、優しくおおらかに包み込んであげた彼女。きっと素敵な奥さんになることでしょう。
「いつも励ましてくれたから頑張れました」とのお言葉を頂きこちらも感無量でした。
末長くお幸せに❤️
